単純な値上がり値下がり以外のメリット

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もちろん投資を行うにあたっては誰もがメリットを考えて実行するはずです。
そして投資のメリットは超低金利時代の貯蓄に比べて利幅が大きいこと、もちろんハイリスクハイリターン、ローリスクローリターンといった様々な投資はありますが利幅が大きいことを1番に考える事は当たり前だと思います。

しかしながら投資の内容によってはそれ以外のメリットもあることを忘れてはなりません。すべてを加味して貯蓄より投資に回す方がメリットがあるのかどうかを検討すべきかと思います。

実際に株式投資を事例に挙げて考えてみたいと思います。もちろんのことながら初期投資を行った時点で株価が値上がりするか、値下がりするかによって場合によってはマイナスが生じることもあるでしょう。しかしながら株価だけで判断できるわけではありません。
例えば、株価の値上がり値下がりによって時価が変動するとしても、配当金で報われる場合もあります。

実際に株価そのものよりも配当で株主に報いようとする企業も多いのが実態です。
また、配当だけではなく株主優待券で実際に実物メリットを投資家に感じてもらおうとする企業もあります。

株主総会の場でお土産を手厚くする場合もあるのも実態です。
このように株式投資は株価の値上がり値下がりによるメリットデメリットがあることを前提にしながらも、企業として株主に対して様々なメリットを検討する場合があります。

このようなメリットデメリットを一概に金額に直す事は難しいかもしれません。しかしながら長期投資を行うことによって総合的に勘案するとプラスに生じることの方が多いと言えるのも実態ではないでしょうか。

ここでポイントなのは単一の企業に集中投資をすると、いかに企業としての努力で株価以外のメリットをもたらそうとしても株価の下落幅に追いつかない場合があります。
だからこそ一極集中の投資を行うのではなく、分散投資を行い、株価で期待する銘柄、配当金で期待する銘柄、株主優待券で期待する銘柄、株主総会の手土産で期待する銘柄などを明確に分けて投資をすることが重要になってきます。

ここで重要なのは企業の発信だけではなくすでに株主である方々の口コミ、さらには発信内容となってきます。
もちろん内容によっては詐欺まがいのものもありますので真偽をきちんと確認する必要はありますが、間違いなくこのような株主の方々の発信は参考になると思いますし、自分自身の判断基準にして間違いにはならないはずです。